【日記】
最近割と元気。
良き研究室に配属になったおかげだと思う。文系ゼミ所属でまたしても精神病みかけている友人の話を聞いてみると、典型的なアカハラであった。クソ教授など頃してしまえ……。
以下本編。
就活をやっている。就活をやっている。
今年度前期は丸っ切りほぼスルーしていた就活を、最近ちまちまやっている。偉い。いや全く胸を張れることではないが、やっているだけマシであると思う。
今日(昨日)は葬儀場のwebイベントを見てきた。大きめの都市に所在する葬儀場だったが、参加者は十名もいなかった。今日という単発の日程しかないイベントであり、全国から募集しているくせに十名もいないのか、と驚いた。
ズ〜ムで気軽に見られるものだった。今度別途開催される対面のイベントではスーツを着てこいという記載があったが、私のパンツスーツは灰色系統なのだよな。実際葬儀に割り込む訳ではないにせよ、真っ黒でなくてよいのだろうか。
そも、先日帰省した時、母親から『就活はパンツスーツやなくて女はスカートで行かないと印象が悪くなるかもしれない。お前にスカートのスーツを買ってやらねば』という話を聞いたばかりである。巫山戯るな馬鹿野郎舐めやがって此の畜生というのが心証だ。ナマの脚を曝け出さねば性染色体ペアがXXのニンゲンは一定評価が得られないような狭窄な世界などに私は入りたくない───めっぽう滅入ることじゃあないか。
追記:母親よりは歳が近い歳上の人々によると全然そんなことないらしい。やったぜパンツスーツ教
まぁしかし少なくとも今日あったイベントは顔面が小マシなら問題ないとのことだったので割と気軽に聞いた。やはり葬祭業に絞って検討してみようかなと思ったものだ。ビビるほど『資格』たるものを持たぬ上に興味のない商品の営業もやりたくなく、体力も乏しく、自己肯定感の低い人間が目指せる仕事も限られる。この業界が消去法という訳では決してない(休学中専門学校に入ってまで目指そうかと画策したことのある業界である)のだが。
しかし久しぶりに自身に酷く辟易した。
癖というかうっかりというか、駄目と分かっていながら抗えなかったというか。その業界その業種その会社に所属する人々の情報───就活サイトから容易に見られるのだが───の、“出身大学”の欄を見てしまったのだ。
クソが代ォ〜〜〜〜〜と思っている、自身に対して。またしても“偏差値”を意識してしまった。何処もかしこも低偏差値の大学出身の新卒者ばかりだ、偏差値気にしいの母親が何というだろうか、
『私の娘はもっと優秀な筈なのに』『相応しくない』
など言うのだろうか……などと過ってしまった。過った直後には壁にデコを打ち付けて絶叫した。あまりの嫌気に。
偏差値って何だよ。六十以下なら付き合うギリはナシ、と思い込んでいる肉親並びに自分に対して反吐が出る。何かをどうにかして計算すれば出る数字だった気がするが、それが何だって言うんだ。
つい最近のニュースでもそうだ、公共の場で迷惑行為に及んだ人間の出身校の偏差値が挙げられ、「やはりこの偏差値の者どもは」とボロカス言われていた。煩ぇなぁ、貴様らがボロカス言うその高校に、私の記憶の中の(確かに馬鹿だったが)凄くいい子だった元同級生が、(馬鹿さ故ながらも)必死の勉強の末に合格してったんだぞ。賢明な努力の末に、貴様らがそうして安易に馬鹿にする学校へ合格していった、私なんかよりも尊敬に値する偉い偉い人間の存在を。私は知っているのだ。
一概にラベリングする事で、すぐそうやって思考停止しやがって。
身体も楽するクセに精神までもラクをするな。
高等な知性を持ち複雑な思考回路を持つ文化的生命体に生まれついたなら、大人しく何もかもを考えあぐねて苦悩しとけよ。
でなきゃその辺のアスファルトの隅で砂糖でも舐めてろ。
偏差値なんてクソ喰らえです。
これは私が偏差値という概念に苦しみ振り回された経験に基づく私怨による感情の話であって、概念の価値を問うものではない。ただ私個人がキライなものの話をしているだけだ。
何処に就職しようが誰にも、肉親にも、自身にすら文句は言わせたくない。助けてくれえ。
石澄香
【好きなもの】
消臭剤系の種類として『石鹸の香り』。